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阪神牝馬ステークス(2010)
レース傾向として注目しておきたい点は、馬の脚質です。
条件の変わったここ4年の結果を見てみると、レース4コーナーで2番手以内を通過している馬が、3着内馬12頭中わずか1頭と苦戦傾向にある事が分かりました。
また、前走の位置別に結果を見てみても、前走で4コーナー2番手以内に先行していた馬は、この阪神牝馬ステークスで結果を残す事ができておらず、3着に1頭が入っただけとなっています。
この事からも、阪神牝馬ステークスでは、逃げ馬や先行馬が苦戦傾向にあり、差し馬や追い込み馬の脚質が有利に働く一戦になっていると言えそうです。
ダービー卿チャレンジトロフィー(2010)
レース傾向で注目してみたのは枠番別の成績で、過去10年の連対馬20頭中、半数を超す11頭の馬が6枠もしくは7枠からスタートしていた事が分かりました。
3着内率を見ても、30%以上の高い数値をマークしているのはこの2枠だけとなっています。
また、8枠は3着内率15%程にとどまっている事から、大外よりもやや内寄りの外枠が有利と言えそうです。
ちなみ私が今回注目している一頭は、昨年の覇者タケミカヅチです。
腰の筋肉を傷めた事もあり、約11ヶ月ぶりのレースとなる同馬ですが、乗り込みも十分にされているとの事なので、今後に繋がる競馬を期待したいと思います。
毎日杯(2010)
2000mの距離で行われていた2006年以前を含む、ここ10年のレース傾向を見てみました。
上位馬の前走を見ると、勝馬10頭中8頭が重賞レースをステップにここへ参戦している事が分かりました。
全体の成績は(8・0・5・28)で、重賞以外のレースに出走していた馬は(2・8・5・74)の成績。
2着馬が全て、前走で重賞以外だった馬という点は気になりますが、出走頭数から見ても、率の上で大きく上回っている前走重賞組の方が中心となっているようです。
ファルコンステークス(G3)
唯一、芝1200mで行われる3歳馬限定重賞のファルコンステークス。
3月に行われるようになった2006年以降の過去4年を見てみると、勝馬全頭が前走でも1着に入っていた事が分かりました。
ただ、前走で初勝利を挙げた馬に関しては、参戦した3頭全てが8着以下に大敗している事からも、前走が2勝目以上だった馬が優勢と言えそうです。
また、前走2着以下から、2着3頭、3着2頭の上位馬を出していますが、これら5頭は全て牝馬だった事や、重賞で5着以内の好走歴がある事が分かっています。
中京記念(2010)
このレースの傾向を見てみると、前走から一気に距離短縮している馬や、距離延長している馬は苦戦傾向である事が分かりました。
2000mコースで行われるこのレースの過去10年を見てみると、3着内馬の8割以上が、前走1800~2200mのレースに出走していました。
成績は(9・8・8・94)で、前走が1700m以下だった馬は(0・0・2・18)、前走が2300m以上だった馬が(1・2・0・14)となっています。
出走頭数が多いという事もありますが、やはり2000m前後のレースに出走していた馬が圧倒的に優勢で、極端な条件変更がある馬には厳しい傾向があるようです。